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シネマトブログ

映画の評論・感想を紹介するサークル「ブヴァールとペキュシェ」によるブログです。不定期ですが必ず20:00に更新します

放課後を待ちながら/内田けんじ「アフタースクール」

内田けんじ監督といえば「鍵泥棒のメソッド」で日本アカデミー賞で最優秀脚本賞も受賞し、そのストーリーづくりに定評のある監督です。 パズルのようにくみ上げられたシナリオ術は、物語を書く人間は一度はみておいて損はないものとなっています。 見ている…

人間どこで頑張るのか/内田けんじ「鍵泥棒のメソッド」

邦画のオススメを紹介するブログなどの中でも、高確率で選ばれる作品の一つとしてあげられるのが、内田けんじ監督「鍵泥棒のメソッド」です。 鍵、泥棒、メソッド。 という、まとまりそうでなんだかよくわからなそうなタイトルに惹かれる人もいれば、なんと…

連続ドラマも。園子温監督「愛のむきだし」感想&解説

園子温監督の数ある映画の中でも、傑作中の傑作の一つとされる映画が「愛のむきだし」です。 4時間近くに及ぶ長い作品に、さらに1時間を追加し、30分ごとのドラマにするという試みがJ:COMで独占放送されることもあり、改めて、「愛のむきだし」の、…

疑心暗鬼になった男の末路/黒澤明監督「蜘蛛巣城」

黒澤明映画の中でも評価の高い作品の一つに、「蜘蛛巣城」があります。 シェイクスピア「マクベス」をもとにして作られた作品であり、黒澤明による映像や、日本の戦国時代に置き換えた内容は、今見ても色あせることはありません。 「蜘蛛巣城」について、ど…

受験生は必見の映画。有村架純主演/映画「ビリギャル」

成績というのは、なかなかよくならないものです。あがるのも一朝一夕であれば、下がるのもまた一朝一夕です。 受験生にとっては、どうやって受験へのモチベーションを保つかというのが重要なところですし、受験生がいる親からしても、その姿勢というのは非常…

サントリー胡麻麦茶でもCM。三船敏郎と加山雄三出演/赤ひげ

黒澤明監督が誇る有名な作品の一つに「赤ひげ」があります。 黒澤明監督の白黒映画最後の作品であり、医療を通じて、その当時の人間模様を描き、同時に、現代の我々にとっても色あせることのない金言が含まれた作品です。 サントリーの胡麻麦茶でも、三船敏…

この世界の片隅に、を見たあとに/マイマイ新子と千年の魔法

圧倒的なクオリティと、積み上げてきた時代考証によって、日本アニメ映画の歴史に壮絶な存在感を示した「この世界の片隅に」。 その監督である片淵須直氏の前作品である「マイマイ新子と千年の魔法」について、「この世界の片隅に」と関連性を考えながら、な…

この世界の片隅に。ネタバレ必須の感想&解説。原作と映画の違いも含めて。  

片淵須直「この世界の片隅に」は、こうの史代氏の漫画が原作の映画です。 各所で話題になっている本作品ですが、その圧倒的なまでに作りこまれた世界。アニメ映画ならではの表現。伝わってくる感情の分厚さ。いずれをとっても、とんでもない作品です。 「ア…

潰れた魂に義足は付かない。アル・パチーノ主演/セントオブウーマン 夢の香り  

「セントオブウーマン 夢の香り」は、名優アル・パチーノがアカデミー主演男優賞を獲得した作品です。 劇中で、瞬きをほぼしないという演技もさることながら、メソッド演技法を駆使した徹底した役作りによる迫力は、見るものを圧倒します。 名作と呼ぶに相応…

シン・ゴジラのあとには岡本喜八を。ブルークリスマス

庵野秀明監督が多大なる影響を受けたという岡本喜八。 当ブログでも、「日本のいちばん長い日」を取り上げましたが、特にエヴァンゲリオンの使徒の血が青いという点でも、リスペクトを捧げている「ブルー・クリスマス blood type:blue」も解説してみたいと思…

「君の名は。」感想&解説/新海誠

新海誠といえば、「ほしのこえ」で鮮烈なデビューを飾り、美しい映像・アニメーションを駆使して少年と少女のセカイを描く監督です。 爆発的なヒットをしている「君の名は。」をより理解することができるように、新海誠の特徴や、作品の解説・感想を語ってみ…

組織はつらいよ。シンゴジラの予習復習に。/岡本喜八「日本のいちばん長い日」  

シン・ゴジラが下敷きにした岡本喜八監督「日本のいちばん長い日」について、どういった話なのか、現代に生きる我々がどのようなところをポイントに見ていくと内容が入ってきやすいのかを含めて、シンゴジラの予習・復讐をかねて解説してみたいと思います。 …

シンゴジラのいちばん長い日。ネタバレ解説/シン・ゴジラ  

「新世紀エヴァンゲリオン」や「不思議の海のナディア」の監督である庵野秀明監督がつくったゴジラシリーズの最新作「シン・ゴジラ」がついに公開されました。 12年もの間つくられることがなかったゴジラですが、圧倒的な才能と実力をもって、日本への希望…

三毛別羆事件 千葉真一・真田広之『リメインズ 美しき勇者たち』(1990年)

今回ご紹介するのはこちら、『リメインズ 美しき勇者たち』(1990年公開)。昔はテレビでも放映されていたようですが、最近はやってないみたいです。レンタルでも観られますしDVD自体もそんなに高くないので観ようと思えばいつでも観れる作品となっています…

爆裂!相米ワールド 『ションベン・ライダー』(1983年)

『ションベン・ライダー』。 相米慎二の三作目(『翔んだカップル』、『セーラー服と機関銃』に続く)であり、主演をつとめた河合美智子と永瀬正敏にとってはデビュー作(主要登場人物である少年少女のもう一人は坂上忍)。 不可解にしてエネルギーに満ち溢…

インテリヤクザはお手の物!! 成田三樹夫特集!!

本日はやくざ映画で大活躍した個性派俳優・成田三樹夫さんについて書いていきたいと思います。 一目みたら忘れられない風貌で人気となった成田氏。今でもファンは多いです。 鯨の目―成田三樹夫遺稿句集 作者: 成田三樹夫 出版社/メーカー: 無明舎出版 発売日…

相米慎二監督、デビューす。 『翔んだカップル オリジナル版』(1982年)

『翔んだカップル オリジナル版』は1980年に公開された『翔んだカップル』のディレクターズ・カット版で15分ほど長くなっております。 相米監督のデビュー作でもあり、鶴見辰吾・薬師丸ひろ子の初主演作品という初々しい作品です。 その後、開花することにな…

汚れちまった悲しみに・・・ 『ゴジラ対ヘドラ』(1971年)

本日はゴジラシリーズ11作目『ゴジラ対ヘドラ』(監督・板野義光)を取り上げます。 みんな大好きゴジラ作品の中でも一際異彩を放つ本作。果たしてどのような内容なのでしょうか。 われわれが生み出した怪物・ヘドラ ヘドラはもともとは宇宙から飛来した鉱物…

やくざだけど野球をやってみた。 岡本喜八『ダイナマイトどんどん』(1978年)

今回ご紹介する映画は岡本喜八監督の『ダイナマイトどんどん』。 戦後、民主主義がアメリカから持ち込まれたことにより、それまでの血で血を洗う「抗争」から「野球」でやくざ同士を競わせて、平和的に社会に溶け込ませるという内容。 実際に東映などの任侠…

相米慎二、かく語りき。 『セーラー服と機関銃 完璧版』(1982年)

今回は本編公開の翌年に公開された薬師丸ひろ子主演の『セーラー服と機関銃 完璧版』について語りたいと思います。 四代目は女子高生 『完璧版』とは編集の段階で切り落とされた部分を追加したディレクターズカット版です。本編が予想外の大ヒットを記録した…

五部作、堂々の完結! 『仁義なき戦い 完結篇』(1974年)

今回は『仁義なき戦い』シリーズのラスト作品である、五作目の『完結篇』を取り上げます。 各組織の逮捕により収束したはずの広島抗争。しかし、これまで闘争の中心であった広能や武田より若い世代が次第に台頭しはじめ、まだまだ広島やくざの争いは終わりそ…

シリーズ4作目! 『仁義なき戦い 頂上作戦』(1974年)

前作『代理戦争』から引き続き、大規模抗争が描かれる本作。今回は警察側も黙っておらずそれぞれの組のトップ・幹部の逮捕による抗争の終結を狙った「頂上作戦」が展開されます。果たして広能はじめとする広島やくざたちはどうなるのでしょうか。 簡単なあら…

シリーズ3作目! 『仁義なき戦い 代理戦争』(1973年)

番外編であるニ作目『広島死闘篇』を挟んだ三作目。一作目の実質的な続編となり、四作目『頂上作戦』とセットの作品でもあります。 ますます人間関係は複雑怪奇、抗争の規模も呉だけではなく広島市、そして神戸の大組織が絡んでくるなど波乱に満ちた展開が描…

菅原文太の五大シリーズを振り返ってみる

今回は映画俳優・菅原文太が東映にて遺した五つのシリーズもののを振り返ってまとめてみたいと思います。 どれも見ごたえがあり人気のあったシリーズですので興味がある方はどんどん掘り進めていって下さい!(ちなみに自分は今回とりあげた作品のうち、まだ…

映画は暴力なり 深作欣二『仁義なき戦い』(1973年)

あまりに有名すぎる本作品。 深作監督語るところによれば、この作品のテーマは一貫して「暴力」。 その後の映画そのものに大きな影響を与えることになった、このビッグシリーズの一作目は、「暴力」が最もストレートに生き生きと観客の前に提示されます。 そ…

映画で見る明友会事件の裏表~表篇~ 『日本暴力列島 京阪神殺しの軍団』(1975年)

今回は明友会事件を取り扱った映画である『日本暴力列島 京阪神殺しの軍団』を取り上げます。監督は「将軍」こと山下耕作。 この作品では明友会事件を狩る側として柳川組組長をモデルとした主人公を演じる小林旭たちが登場します。 翌年公開された『実録外伝…

映画で見る明友会事件の裏表~裏篇~ 『実録外伝 大阪電撃作戦』(1976年)

今回は松方弘樹主演、中島貞夫監督・高田宏治脚本の『実録外伝 大阪電撃作戦』を取り上げます。 やくざの抗争事件の中に明友会事件というものがあり、大阪の愚連隊である明友会がそれとは知らずに山口組三代目にいちゃもんをつけ、そのために討伐隊が結成さ…

沖縄を舞台にしたヤクザ映画はだいたい傑作という説を唱え隊。

ヤクザ映画in沖縄 今回は沖縄を舞台にしたヤクザ映画をまとめてご紹介したいと思います。 やくざといえば網走刑務所、なんてイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれません。 確かに高倉健主演の『網走番外地』シリーズもありますし、北海道の閉ざされた雰囲…

やくざと役者は一字違い 安藤昇特集!!

本日は、かつて愚連隊/やくざのアタマを張りながらも引退、その後は役者や実業家として大活躍した異色の俳優、安藤昇をとりあげたいと思います。 安藤昇 90歳の遺言 作者: 向谷匡史 出版社/メーカー: 徳間書店 発売日: 2016/05/31 メディア: 単行本 この商…

ヤクザ、新たなる混乱を求めて 深作欣二『博徒外人部隊』(1971年)

今回は深作欣二監督の1971年の作品『博徒外人部隊』を取り上げます。 鶴田浩二主演で、「任侠映画からヤクザ映画」への移行期にあたる時期に撮られた作品です。 七人のやくざ、集合す ストーリーは非常に分かりやすいです。 横浜には、郡司(鶴田浩二)の所…

松方弘樹VS小林旭 『広島仁義 人質奪回作戦』(1976年)

今回ご紹介する映画は、1976年公開の『広島仁義 人質奪回作戦』牧口雄二監督作品です。 牧口雄二といえば『玉割り人ゆき』(1975年)や『徳川女刑罰絵巻 牛裂きの刑』(1976年)などを監督したカルト的に人気のある方で、やくざ路線の作品は本作のみかと思わ…

君は「松方弘樹刑務所三部作」を観たか?

東映には知る人ぞ知る、通称「松方弘樹刑務所三部作」というシリーズがあります。 名前どおり、松方弘樹主演で、主人公は基本的には刑務所で服役しています。ですが、刑務所内での待遇の悪さに苦しんだり、外への憧れを捨てきれずに何度も脱獄を繰り返すなど…

アシバー(沖縄やくざ)、喰らいあう 松方弘樹・千葉真一『沖縄10年戦争』(1978年)

第二次世界大戦前には存在しなかったといわれる沖縄ヤクザが、本土復帰を前に大同団結をし本土ヤクザの侵略に備えるものの、次第に内部分裂していくという内容の『沖縄10年戦争』。 沖繩10年戦争 [VHS] 出版社/メーカー: 東映ビデオ 発売日: 1987/04/10 メデ…

松方弘樹刑務所シリーズ最終作 『強盗放火殺人囚』(1975年)

今回は山下耕作監督『強盗放火殺人囚』を取り上げたいと思います。 なんと東映らしい直接的かつ刺激的なタイトルでしょうか。 しかも併映作品が『東京ディープスロート夫人』というちょっと頭がどうにかしたんじゃないかという素敵すぎる題名です。 この頃の…

エロとバカ/園子温監督「みんな!エスパーだよ」ドラマ&映画

「みんな!エスパーだよ」は、デトロイト・メタル・シティ等の代表作をもつ漫画家 若杉公徳氏の漫画です。 ある日突然エスパーに目覚めた少年が、その能力をつかって世界を救おうとするというほぼギャグとしか思えない設定でありながら、3巻のラストから一…

実録やくざ映画・完結篇 松方弘樹・深作欣二『北陸代理戦争』(1977年)

本日は東映の実録やくざ映画路線の極北ともいわれる、『北陸代理戦争』(1977年)をとりあげたいと思います。 主演は松方弘樹、監督は深作欣二です。 北陸、福井を中心とした地元ヤクザの対立、そしてそれに絡んでくる大阪の巨大ヤクザ組織との戦いがスリリ…

キャリーもびっくり! 小川範子主演『魔夏少女』(1987年)

今回は特別篇として、TBSドラマ『魔夏少女』(1987年)を取り上げてみたいと思います。 ちなみに本作はDVDは作られてはいませんが(VHSは発売済み、当然絶版)、GYAO!ストアで8日間432円で楽しむことができます。視聴しやすいので非常にありがたいです。ふと…

戦争、だ~いすき 中島貞夫監督『沖縄やくざ戦争』(1976年)

本日は東映ヤクザ映画狂気の作品『沖縄やくざ戦争』(1976年、中島貞夫監督)を取り上げたいと思います。 血で血を洗う抗争! 『沖縄やくざ戦争』は激しすぎる実録映画 実録ヤクザ映画の一つとして位置づけられる『沖縄やくざ戦争』は現実に発生した抗争事件…

友情・努力・勝利? 漫画は人を狂わせる/大根仁『バクマン。』

バクマンは、かつて「デスノート」で一斉を風靡した、小畑健と大場つぐみのコンビによる漫画家漫画です。 絵を書くことが好きな少年が、頭のいい友人に誘われて、強引に漫画家を目指すことになり、二人が夢を叶えるまでを描いています。 2012年に原作が…

渡瀬恒彦、弾ける。 中島貞夫『鉄砲玉の美学』(1972年)

ふざけるんじゃねえよ、ウサギじゃねえんだぜ。 『鉄砲玉の美学』は非常にレアな映画で、DVD化されていません。 一番簡単な視聴方法が、GYAO!ストアなどの動画配信サービスで購入(レンタル)する、というもの。 私もこの方法で視聴しました。家にいながらし…

松方弘樹は刑務所を出る 『脱獄広島殺人囚』(1974年)

松方弘樹刑務所シリーズの第一弾!! 本作はあの『仁義なき戦い』シリーズで菅原文太が演じた広能のモデルである美能幸三から、脱獄を何度も繰り返した男がいるとの情報を入手した日下部五朗(東映のプロデューサー)のアイデアから生まれた作品です。 監督…

仁義なき戦い 銀座篇  佐藤純弥監督『実録 私設銀座警察』(1973年)

今回は私が特に愛してやまない作品をご紹介したいと思います。 それは佐藤純弥監督『実録 私設銀座警察』でございます。 安藤昇、渡瀬恒彦、梅宮辰夫ら東映ヤクザ映画でおなじみの面々が戦後の混乱期から復興へ向けて沸く銀座を舞台に成り上がっていく様子を…

本当に仁義なき戦い 菅原文太『人斬り与太 狂犬三兄弟』(1972年)

仁義なき戦いよりも仁義がない 今回ご紹介する『人斬り与太 狂犬三兄弟』は深作欣二監督による作品です。従来の仁侠映画路線を意図的に外して「ワルすぎる」ヤクザを主役にし、本作と同じ深作・菅原コンビによる『仁義なき戦い』シリーズへと発展する記念す…

安藤組、解散  『安藤組外伝 人斬り舎弟』(1974年)

本日は実録安藤組シリーズの番外編である『安藤組外伝 人斬り舎弟』についてお話したいと思います。監督は中島貞夫、主演は番外編ということで(安藤昇ではなく)菅原文太です。 安藤組外伝 人斬り舎弟 [DVD] 出版社/メーカー: TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D) 発…

三政さん(おそ松さん的な感じで) 中島貞夫監督『バカ政ホラ政トッパ政』(1976年)

『バカ政ホラ政トッパ政』(1976年)は中島貞夫監督作品で、主演を菅原文太がつとめています。いわゆる東映ヤクザ実録路線の一本に数えられる作品です。 バカ政ホラ政トッパ政 [DVD] 出版社/メーカー: TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D) 発売日: 2015/11/11 メディ…

破天荒な若手総会屋を描く傑作! 松方弘樹主演『暴力金脈』(1975年)

個人的な話で恐縮ですが、何者でもない若者が金(や力や女)を求めて成り上がる、という分かりやすい話が大好きで、不良性感度ビンビンの東映はそんな私の性分にピッタリなのであります。 そんなわけで今回ご紹介する映画は中島貞夫監督『暴力金脈』。 これ…

深作欣二×北大路欣也の隠れた名作! 『資金源強奪』(1975年)

知名度はそこまで高くはないかもしれませんが、まぎれもない傑作をご紹介させていただきます。 深作欣二(本作ではひらがなの「ふかさくきんじ」名義)監督、北大路欣也主演の『資金源強奪』です! 資金源強奪 [DVD] 出版社/メーカー: TOEI COMPANY,LTD.(TOE…

サヨナラだけが人生だ 『トラック野郎 爆走一番星』(1976年)

菅原文太・愛川欽也主演、鈴木則文監督の『トラック野郎』シリーズは東映にとっても、日本映画史にとっても非常に重要な作品です。 当時、人気シリーズだった松竹の『男はつらいよ』シリーズのむこうを張って作られたこの作品、全部で10本あります。 どれも…

狂気の暗黒ドキュメンタリー 『やくざ残酷秘録 片腕切断』(1976年)

安藤昇の関わった映画 数々の映画に出演し、自分自身をモデルとした役だけでなく脇役としても存在感を発揮した安藤昇。彼がナレーションを担当した映画が1976年に公開されました。 監督は椎塚彰と安藤昇(安藤は「企画・構成」としてクレジットされたそうで…

安藤組vs国家権力 『実録安藤組 襲撃篇』(1973年)

本作は『やくざと抗争 実録安藤組』に続く、実録安藤組シリーズの一本です。 前作の終盤において安藤昇たちは安藤組(作中では矢頭組)を結成しました。その後、表向きは一企業として看板を掲げた安藤たちに組の未来を大きく左右する事件が起こりました。 実…

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