シネマトブログ

映画の評論・感想を紹介するサークル「ブヴァールとペキュシェ」によるブログです。不定期ですが必ず20:00に更新します

音楽とカーチェイス。感想/ベイビードライバー エドガー・ライト監督

「ベイビー・ドライバー」オリジナル・サウンドトラック

 

ゾンビが大発生したイギリスでダメ男たちが、ショッピングモールの代わりに選んだのはパブだった「ショーン・オブ・ザ・デッド」。

巨大な犯罪に立ち向かっていた刑事が、イギリスの田舎に行ったら大変なことになる「ホットファズ 俺たちスーパーポリスメン」。

スピルバーグ映画のオマージュをささげつつ、イギリス出身のオタクがアメリカ旅行中にであった本物のアメリカかぶれな宇宙人との友情を描く「宇宙人ポール

高校のときはイケイケだった主人公がアルコール中毒になりながらも、伝説のはしご酒をやりながら、街を支配する宇宙生物を撃退してしまう「ワールドエンド 酔っ払いは世界を救う」。

といった、映画へのオマージュとともに面白おかしく作品をつくっているのが特徴的な監督こそが、エドガー・ライト監督です。

 

宇宙人ポール (字幕版)
 

 

そんなエドガー・ライト監督が長い時間構想を練りながら、ようやく完成させた作品こそが「ベイビー・ドライバー」です。

カーアクション×音楽。

ミュージカルカーアクションとも称される本作品について、感想を述べてみたいと思います。

 

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AIの楽園追放。AIは人類を滅ぼすのか/エクス・マキナ  

 

エクス・マキナ (字幕版)

 

昨今、ディープラーニングによる機械技術の急速な発展が進んでいます。

将棋ソフトの飛躍的な能力向上にも貢献するなど、様々な分野での活用が期待されており、中でもAI(人工知能)については、かなりの期待ができるところです。

 

一方で、機械の発達は人類にとって、どのような意義をもたらし、脅威をもたらすのか。

そんな機械に対する不安や、思考実験も含めた中で、比喩や映像をつかって作り出された作品「エクス・マキナ」について、解説してみたいと思います。

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アメリカ大統領は替え玉か/デーヴ

デーヴ (字幕版)

 影響力という点においては、アメリカ大統領ほど影響力の強い人もいないのではないでしょうか。

アメリカ映画において、大統領を主役にした映画は数多くありますが、その中でも、大統領の影武者が主人公というコメディ映画は一風変わったものでもあります。

コメディ映画の中でも、地味でありながら非常に良質の脚本とキャスティングがされている「デーヴ」について、その魅力を語ってみたいと思います。

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女の友情は真実か/ピッチ・パーフェクト

ピッチ・パーフェクト (字幕版)

 

笑いあり涙ありのエンターテインメント性を重視した音楽映画「ピッチ・パーフェクト」。

音楽が重要な映画には違いありませんが、音楽のノリを楽しみつつ、一人の女の子が孤独な状態から、仲間を思える人間に成長していくビルディングスロマンとしても見ることができる作品なっています。

物語としてはあっさりしていますが、元気のでる映画ですので、その内容について考えてみたいと思います。

 

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サム・シェパードよ永遠に。正しい資質とは/ライトスタッフ

ライトスタッフ [DVD]


数多くのファンに愛されながら、3時間を越える大作ということもあって、見られる機会も少なくなりがちな作品の一つに「ライトスタッフ」があります。


これは、人類を月に向かわせるためのマーキュリー計画(MISS、Man In Space Soonest、 人間をできる限り早く宇宙へ行かせるという計画のうちの一つと思っていただいても、大きく間違いはないと思われます)に関わった、マーキュリー・セブンと呼ばれる宇宙飛行士を通じ、夢に向かって突き進む男達の葛藤や、その影で苦悩する人たちを描く、傑作映画です。


何度も描きますが、3時間を越える作品ですので、まずは、作品の前半部をメインに語りつつ、作品がもつ魅力について語ってみたいと思います。

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どちらから見るか。/クリント・イーストウッド「父親たちの星条旗」「硫黄島からの手紙」

父親たちの星条旗(字幕版)

 

 クリント・イーストウッド監督が硫黄島プロジェクトと称して作成した2部作品。

父親たちの星条旗」と「硫黄島からの手紙」について、主に父親たちの星条旗をメインにしながら、どのような物語かを解説していきたいと思います。

突然、英雄になってしまったとき、人はどのような末路を迎えるのか。

英雄と言う名のプロパガンダになってしまった人間が、どんな苦悩を抱えてしまったのか、フラッシュバックする想いを読み取ってみたいと想います。

 

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ミニオンはついていく/怪盗グルーの月泥棒

怪盗グルーの月泥棒 (吹替版)

 

「怪盗グルーの月泥棒」は、ユニバーサル・ピクチャーズ初の配給となる3Dアニメ作品です。

何はなくとも注目されるのは、主人公である怪盗グルーよりも、黄色くて愛らしいキャラクターであるミニオン達ではないでしょうか。

映画館のCM中にも時々出演してきて気になる彼らですが、その初登場となる「怪盗グルーと月泥棒」について、どんな内容のものだったのかを、解説してみたいと思います。

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