シネマトブログ

映画の評論・感想を紹介するサークル「ブヴァールとペキュシェ」によるブログです。不定期ですが必ず20:00に更新します

子供は天使のままではいられない。リメイク前に。映画「ペット・セメタリー」

映画「ペット・セメタリー」は、巨匠スティーブン・キングが発表したホラー小説が原作です。 ペット・セマタリー(劇中ではスペルミスとして表記されています)という看板の掲げられたペット霊園の奥でペットの遺体を埋めると、それが戻ってくる、という話に…

不評?能年玲奈・のん主演「ホットロード」感想&解説

十代におけるバイブルとして語られる漫画「ホットロード」。 本作品を能年玲奈主演によって映画化したわけですが、色々と賛否両論がある作品となっております。 余分なところや、日本映画の悪いところがでていないわけではありませんが、この映画が伝えたい…

広瀬すずの演技力。映画版「四月は君の嘘」

広瀬すず主演による人気漫画「四月は君の嘘」の映画について、ごくごく簡単に魅力について語ってみたいと思います。 今回は、偏った感想になっておりますのでご注意いただければと思います。

子供が大人になるということ。感想&解説 映画「オーバーボード」

自分の今いる状況というのが実は夢のようなもので、本当の自分はまったく別のどこかにいる、と考えてしまったことはないでしょうか。 「オーバーボード」は、けた違いの大富豪の息子が、記憶喪失になって、シングルマザーの貧乏家族の父親だと思わされてしま…

人は人を裁けない。感想&解説 是枝裕和監督「3度目の殺人」

是枝裕和監督は、戸籍にのらない子供とネグレクトの親を描いた「誰も知らない」や、子供の取り違えから親子とはどういうものかを問うた「そして父になる」などが有名です。 特に、近年では「万引き家族」にてカンヌ国際映画祭でパルムドール賞を受賞するとい…

広瀬すず主演オススメ映画 チアダン 女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話

本作品は、2009年にアメリカのチアダンス選手権大会で優勝をした実際の話を基にして映画化したものとなっています。 物語として演出はあるものの、青春とはどうあるべきか、人間というのは熱中するものがあることでどのように変わっていけるのか、という…

2018年映画8本振り返り シネマトブログ記事特集

2018年にシネマトブログで紹介した作品について、改めて振り返ってみたいと思います。

大きすぎる夢は人を惹きつける。映画「ザ・ウォーク」

ロバート・ゼメキス監督による映画「ザ・ウォーク」は、今は無きワールドトレードセンターの二つのビルの間にワイヤーを通し、その上を命綱なしで歩いた実際の人物の話となっています。 たんに、綱渡りをするだけの映画と思ってしまうかもしれませんが、そこ…

おっさんのゲーム魂は傷つかない。映画「ピクセル」

「ホーム・アローン」で有名な監督、クリス・コロンバス監督によるビデオゲーム全盛の時代を生きた人間の、ブロマンス映画的であり、トラウマ克服映画でもある本作品について、どのような点を強く見ていくといいのかを解説してみたいと思います。 オタクは、…

男って馬鹿ね。キューブリック監督/博士の異常な愛情

スタンリー・キューブリック監督の代表作のひとつ「博士の異常な愛情。または私は如何にして心配するのをやめて水爆を愛するようになったか」について、ブラックユーモアたっぷりな本作品の楽しみ方について、語ってみたいと思います。 人は、本当に異常なと…

クイーンと出会おう! 映画「ボヘミアンラプソディ」

クイーンといえば、伝説的なイギリスのロックバンドです。 とはいえ、ボーカルであるフレディ・マーキュリーが死去してから長い年月がたち、名前だけは知っているけれど、あまり詳しくは知らない、といった人たちが多くなってきていたのではないでしょうか。…

アカデミー賞脚本賞。感想&解説 映画「ゲット・アウト」

差別というのはよくないことです。ただ、歴史と言うのは残酷なもので、差別が行われてきた事実はありましたし、それを利用する人たちも多く存在していました。 その歴史の中で、移民国家であるもののアメリカは白人が支配する国であったという歴史的事実はあ…

原作との違いは? 映画版アイアムアヒーロー

花沢健吾原作漫画を大泉洋主演で制作された「アイアムアヒーロー」。 日本映画では珍しいお金をかけた本格ゾンビ映画として、その見どころを紹介していきたいと思います。

戦中の同姓愛に踏み込んだ意欲作 山田洋二監督「ちいさいおうち」

「ちいさなおうち」は、中島京子による直木賞受賞作品を、山田洋次監督によって映画化した豪華な作品となっています。 戦争中に、旦那の部下と恋に落ちてしまうという昼ドラのような展開を、女中であるタキという女性の自叙伝によって、半世紀近くたってから…

サブカル系男子必見 映画「モテキ」

漫画原作である本作品は、ドラマ化を経て、さらに映画化もされました。 映画「モテキ」では、原作のキャラクターのいいところを凝縮し、物語的にも、小道具や歌をうまくつかった、素晴らしいできとなっています。 今回は、映画「モテキ」における楽しみかた…

ネタバレ解説。コメディ傑作。面白さの理由は。カメラを止めるな!

「カメラを止めるな!」は、製作費300万程度というものすごい低予算でつくられている映画でありながら、数々の映画館で放映が行われているヒット映画です。 ゾンビ映画を撮影中に、本物のゾンビがまじっていたら、という劇中劇で行われるドタバタ作品を、…

ネタバレなし解説 面白い?つまらない? カメラを止めるな!

各所で話題沸騰の「カメラを止めるな!」ですが、あまりの面白さと、その脚本の巧妙さから、ネタバレをするのが惜しくなる作品となってしまっています。 どんな映画かわからないけど、自分と合うかどうかもわからない、といった方の為に、一般的にこういうも…

妄想の成れの果て マーティン・スコセッシ映画「キング・オブ・コメディ」

マーティン・スコセッシ監督とロバート・デニーロといえば「タクシードライバー」が有名すぎるところです。 映画史に残る作品であり、数多くの人たちに影響を与えた映画ですが、1976年につくられた「タクシードライバー」よりも、ある意味はるかに危険な…

大脱出!スマッシュなアニキ達。スタローン&シュワちゃん夢のW共演「大脱出」感想

かつて、アメリカン・ニューシネマ(またはニューアメリカンシネマ)が、シルベスター・スタローン主演「ロッキー」によって終わりを告げ、やがて、筋肉スターたちのアクション映画が台頭してくるようになっていきました。 映画の歴史の中において、いまだに…

クリエイターは必見。職人とアーティストの狭間で。三谷幸喜「ラヂオの時間」

「ラヂオの時間」は、三谷幸喜監督による第一作目の映画作品となっており、そのあとに続く三谷幸喜映画をみるうえでも大いに参考になる作品となっています。 そんな「ラヂオの時間」について、簡単に解説&感想を述べてみたいと思います。

怪盗グルーのミニオン危機一髪 感想

「怪盗グルーのミニオン危機一髪」は、怪盗グルーシリーズの第二作目となっております。 ミニオンたちの可愛さや楽しさはそのままになった本作品は、恋や愛といった部分を前面に押し出してつくられていますので、簡単に解説してみたいと思います。

家を建てるときに、貴方は誰に相談しますか/三谷幸喜「みんなのいえ」

マイホーム。その言葉は、かつての日本にとって、いや、今にいたっても特別な響きであることは変わりないのではないでしょうか。 一生を賃貸住宅で過ごすという選択肢もありますが、建売ではなく、設計段階から関わったマイホームとなれば、感動もまた一押し…

園子温の描くエロの先/アンチポルノ

園子温監督といえば、「冷たい熱帯魚」や「恋の罪」といった実際の事件をもとにした映画を製作したり、「ヒミズ」や「希望の国」といった社会に沿った作品もつくるなど、幅広い活躍をしている人物です。 若い頃から、東京ガガガといったパフォーマンス集団を…

戦場は男の世界/ローン・サバイバー

戦争は常に悲劇を生むものですが、その中で戦っている人たちがいることもまた事実です。 マーク・ウォールバーグ主演「ローン・サバイバー」は、アフガニスタン紛争におけるアメリカのタリバン政権への軍事行動であるレッド・ウィング作戦を取り扱った作品と…

ブラック企業でも人間性を取り戻せ/サウルの息子  

サウルの息子は、第二次世界大戦下のアウシュビッツ=ビルケナウ強制収容所を舞台にした物語です。 ユダヤ人の虐殺を取り扱った映画は数多くありますが、「サウルの息子」は、今までの作品と一線を画する作品となっています。 その違いを含めて、最後に主人…

映画みたいな人生を送る。「バリー・シール」感想&解説

能力もあってお金もあって、将来性も約束されていて、愛すべき家族がいる。誰もが羨む人生が確定していたとしても、人というのはそのとおりに生きられないものです。 トム・クルーズ主演である「バリー・シール」は、そんな絵に描いたような人生を生きられる…

自分探しのやりかた。感想解説。スカーレット・ヨハンソン主演「私がクマにキレた理由

自分自身というのは案外よくわからないものです。 また、他人から指摘されてはじめてわかったりすることもあり、自分が本当にやりたいこと、というのは案外わからないものだったりします。 さて、「私がクマにキレた理由」は、スカーレット・ヨハンソンが主…

日本の異常気象は大丈夫か。映画「日本沈没」1973年版

日本は今、異常気象の真っ只中です。 異常気象も毎年続けば、それもまた正常といえる恐ろしさ。 突然ですが、人間のちっぽけさを知ることになると同時に、人間はどう生きるべきかを教えてくれる作品こそが、小松左京原作「日本沈没」です。 もしも、日本が沈…

なぜ心に疑いを持つのか。国村隼主演「哭声/コクソン」解説&感想

人間とは何を信じて生きればいいのか。 自分が見えるものは本当に正しいものなのか。 「哭声/コクソン」は、人間の弱さを浮き彫りにした衝撃作です。 本作品は、宗教的な観念も含めて考えなければ、よくわからないパニックホラーものになってしまいかねない…

宮沢りえ主演「湯を沸かすほどの熱い愛」感想&解説

自分の余命がわかったとき、人はどんな行動をとるのでしょうか。 多くの作品がそのような人生の終わりを予感することで、変わる人間を描いてきていますが、「湯を沸かすほどの熱い愛」は、一人の女性が、大きな愛を示し、多くの人間を救っていく物語となって…

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