ウエストワールド感想&考察 押井守的な素晴らしさ。J・J・エイブラムス
人間と見分けがつかない精密なロボット達を、どんな目に合わせてもいいと許されているアミューズメントパークがあったとしたら、人はそこでどんな風に過ごしてしまうのでしょうか。
あるものは正義の味方となり、あるものは悪役として非道の限りを尽くす。
あらゆることが許される世界の中で、人々は自分の本当の姿を知ることになります。
さて、そんな表面的な話のみならず、深いテーマ性を抱えているのがHBOの海外ドラマ「ウエストワールド」です。
主に映画を紹介するシネマトブログですが、海外ドラマも紹介し、感想&考察してみたいと思います。
本作品のネタバレ的なものも多少含めていきたいと思いますが、主に読み取れるテーマをメインに語っていきたいと思います。
時間を止められたら、貴方は何をする?/フローズン・タイム
時間をとめて自由に好きなことができるとしたら、一体何をするでしょうか。
金銀財宝を盗み出したり、はたまた、自分の欲望を満たすために行動を起こすか、いずれにしても、ろくなことにはならなそうです。
「フローズンタイム」は、フォトグラファーでもあるシェーン・エリス監督がメガホンをとった作品であり、イギリス映画ということもあって、時間を止めながら非常に紳士的な映画となっています。
続きを読む人間は変わることができる。黒人差別/大統領の執事の涙
人間の価値観は変化していきます。
かつては良しとされていたものも、時代を経るにつれて悪いものにかわっていったりするものです。また、その逆もあります。
人類の歴史の中でも、奴隷文化や差別の歴史というものは今の我々にとってすれば、常識外のことであっても、当時の人たちであればあたりまえのことだったりします。
さて、ロビン・ウィリアムズの最後の出演作としても知られつつ、作品の内容としても非常に素晴らしい「大統領の執事の涙」について、語ってみたいと思います。
続きを読む