自分探しのやりかた。感想解説。スカーレット・ヨハンソン主演「私がクマにキレた理由
自分自身というのは案外よくわからないものです。
また、他人から指摘されてはじめてわかったりすることもあり、自分が本当にやりたいこと、というのは案外わからないものだったりします。
さて、「私がクマにキレた理由」は、スカーレット・ヨハンソンが主演の、ナニー(乳母)を通じて、自分自身に気づく物語となっています。
簡潔で分かりやすい内容でありながら、教育的な内容となっておりますので、解説をしつつ感想を述べて見たいとおもいます。
続きを読むなぜ心に疑いを持つのか。国村隼主演「哭声/コクソン」解説&感想
人間とは何を信じて生きればいいのか。
自分が見えるものは本当に正しいものなのか。
「哭声/コクソン」は、人間の弱さを浮き彫りにした衝撃作です。
本作品は、宗教的な観念も含めて考えなければ、よくわからないパニックホラーものになってしまいかねない作品でもあり、解釈の余地のある作品ですので、一つの見方としての真実を語ってみたいと思います。
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宮沢りえ主演「湯を沸かすほどの熱い愛」感想&解説
自分の余命がわかったとき、人はどんな行動をとるのでしょうか。
多くの作品がそのような人生の終わりを予感することで、変わる人間を描いてきていますが、「湯を沸かすほどの熱い愛」は、一人の女性が、大きな愛を示し、多くの人間を救っていく物語となっています。
倫理的な問題が言われることもある本作品ですが、その魅力と物語の構造を含めて解説してみたいと思います。
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本当の幸せとは何か。感想。「あなた、その川を渡らないで」
ドキュメンタリー映画というのは、時に厳しい現実を映し出すことができます。
虐殺したことを誇っている人を映し出した「アクトオブキリング」などは有名だったりしますが、今回紹介する映画は、愛や老いとは一体どういうものなのかというのを、恐ろしさと共に伝えた作品です。
やらせじゃないの、といわれることもある作品もあり、感動で涙がとまらなかった、という人もいる本作品について、シネマトブログ的にはこう見えた、という部分を誇張しながら感想を述べてみたいと思います。
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