シネマトブログ

映画の評論・感想を紹介するサークル「ブヴァールとペキュシェ」によるブログです。不定期ですが必ず20:00に更新します

大脱出!スマッシュなアニキ達。スタローン&シュワちゃん夢のW共演「大脱出」感想

 

大脱出 (字幕版)

 

かつて、アメリカン・ニューシネマ(またはニューアメリカンシネマ)が、シルベスター・スタローン主演「ロッキー」によって終わりを告げ、やがて、筋肉スターたちのアクション映画が台頭してくるようになっていきました。

映画の歴史の中において、いまだに、伝説として生きている人物シルベスタ・スタローン、そして、アーノルド・シュワルツネッガー。

一定の年代の人たちであれば、この二人の名前によって様々な思い出が蘇ることと思いますが、そんなスターが、まさかのダブルで主演する映画「大脱出」について、感想を述べてみたいと思います。

続きを読む

クリエイターは必見。職人とアーティストの狭間で。三谷幸喜「ラヂオの時間」

ラヂオの時間

 

ラヂオの時間」は、三谷幸喜監督による第一作目の映画作品となっており、そのあとに続く三谷幸喜映画をみるうえでも大いに参考になる作品となっています。


そんな「ラヂオの時間」について、簡単に解説&感想を述べてみたいと思います。

 

続きを読む

怪盗グルーのミニオン危機一髪 感想

怪盗グルーのミニオン危機一発 (字幕版)

 「怪盗グルーのミニオン危機一髪」は、怪盗グルーシリーズの第二作目となっております。


ミニオンたちの可愛さや楽しさはそのままになった本作品は、恋や愛といった部分を前面に押し出してつくられていますので、簡単に解説してみたいと思います。

続きを読む

家を建てるときに、貴方は誰に相談しますか/三谷幸喜「みんなのいえ」

みんなのいえ

 
マイホーム。
その言葉は、かつての日本にとって、いや、今にいたっても特別な響きであることは変わりないのではないでしょうか。


一生を賃貸住宅で過ごすという選択肢もありますが、建売ではなく、設計段階から関わったマイホームとなれば、感動もまた一押しでしょう。


さて、コメディの名手である三谷幸喜監督がつくる「みんなのいえ」では、そんな家づくりをテーマに、色々な思惑が錯綜することで発生するエンターテインメントを知りつつ、自分がマイホームを手に入れようとする人にとっても、参考になる映画となっていますので、楽しみかたを含めて紹介してみたいと思います。

続きを読む

園子温の描くエロの先/アンチポルノ

ANTIPORNO [DVD]

 

園子温監督といえば、「冷たい熱帯魚」や「恋の罪」といった実際の事件をもとにした映画を製作したり、「ヒミズ」や「希望の国」といった社会に沿った作品もつくるなど、幅広い活躍をしている人物です。


若い頃から、東京ガガガといったパフォーマンス集団を率いてみたりと、その活動の幅は広い人物ですが、その園子温監督の一つの特徴といえば、エロとグロです。


とことんまで噴出す血しぶき、まろびでる女性の胸。


そんな園子温監督が、日活ロマンポルノ45周年を記念してつくった、反ポルノ映画「アンチポルノ」について紹介してみたいと思います。

続きを読む

戦場は男の世界/ローン・サバイバー

ローン・サバイバー(字幕版)

 

戦争は常に悲劇を生むものですが、その中で戦っている人たちがいることもまた事実です。


マーク・ウォールバーグ主演「ローン・サバイバー」は、アフガニスタン紛争におけるアメリカのタリバン政権への軍事行動であるレッド・ウィング作戦を取り扱った作品となっています。


この作品は、たしかに軍事的な作戦を取り扱った内容ではありますが、物語の前半は、男たちの世界についてかたられたものとなっており、後半については、怒涛の戦闘シーンとなっています。


本記事においては、そのあたりに見所を含めて感想&解説を述べてみたいと思います。

続きを読む

ブラック企業でも人間性を取り戻せ/サウルの息子  

 

 サウルの息子(字幕版)

サウルの息子は、第二次世界大戦下のアウシュビッツ=ビルケナウ強制収容所を舞台にした物語です。

ユダヤ人の虐殺を取り扱った映画は数多くありますが、「サウルの息子」は、今までの作品と一線を画する作品となっています。


その違いを含めて、最後に主人公がどのようになっていったのかを考えてみたいと思います。

続きを読む
スポンサードリンク