シネマトブログ

映画の評論・感想を紹介するサークル「ブヴァールとペキュシェ」によるブログです。不定期ですが必ず20:00に更新します

オススメアクション映画。ジジィの戦いは終わらない「RED」

RED/レッド(字幕版)

 

第一線を退いた人たちが活躍する映画というのは、ある意味の爽快さ痛快さがあり、見ていて楽しいところです。

「RED」は、引退した危険人物の略称であり、元CIAが引退していたにも関わらず、結局、戦いまくるというアクション映画が「RED」となっています。

アクション映画ですので戦いがメインにはなりますが、物語の前半に語られる彼らの想いを受け取ってから本作品をみてみると、その爽快さが増しますんので、そのあたりを解説しつつ語ってみたいと思います。

続きを読む

グレンラガンと比較。感想&批評「プロメア」

「プロメア」オリジナルサウンドトラック

 

アニメ制作会社トリガーといえば、あのガイナックスから独立し、リトルウィッチアカデミアや、キルラキルで有名です。

名作アニメの一つである「天元突破グレンラガン」を制作した今石洋之監督と、中島かずきのコンビがつくる劇場版オリジナルアニメとなれば、ファンならずとも見ないわけにはいきません。

「プロメア」の魅力と、残念に思う部分も含めてネタバレ若干ありで感想&批評を述べつつ語ってみたいと思います。

 

続きを読む

おススメ関連映画を紹介。感想批評 映画「トランスワールド」

トランス・ワールド(字幕版)

 

クリント・イーストウッドの息子であるスコット・イーストウッドの初主演作品である「トランスワールド」。

 

物語の大半を森の中の小屋(キャビン)で撮影されており、どちらかというと、舞台劇のような雰囲気すらする映画となっています。

森の中で出会った男女が森の中の周辺に閉じ込められる不思議な現象、ホラーやサスペンスの雰囲気を感じさせる本作品となっておりますが、この記事を読んでいる人は、「トランスワールド」を見るかどうか迷っている、というよりは、見たけれどもやもやする、という点が大きいと思いますので、どのような気分と期待をし、どのような想いを抱いたかを中心に語ります。

続きを読む

ダメ男、立ち上がる。感想「アイアンマン」

アイアンマン(字幕版)

 
「アイアンマン」は、「マーベル・シネマティック・ユニバース」と呼ばれる、マーベル・コミックにでてくるヒーローたちを一つの世界の中で登場させるシリーズの第一作目となっています。
 
MCUと呼ばれる世界観を楽しむために、絶対に見なければいけないものの一つが「アイアンマン」となっていますが、作品単体としての面白さや、どういった作品による影響が考えられるかを含めて感想を述べてみたいと思います。

幼児期の虐待の恐ろしさ。映画「ジェニーの記憶」

ジェニーの記憶 (字幕版)

 

子供への虐待について取り沙汰されることが多くなってきた昨今ですが、この手の問題は、はるか昔からあったはずです。

そんな恐ろしい事実が明るみになってきた背景には、時代の流れや発言しやすい社会が生まれてきたという状況が存在します。

日本では劇場未公開作品ではありましたが、今一度、問題に向き合うことができる映画「ジェニーの記憶」を紹介していきたいと思います。

被害者のほうにも落ち度がある、とか、なぜもっと早く言わなかったのか、という残酷な意見をもつ人もいるとは思いますが、本作品によって、被害者たちの状況がわかるようになるかもしれません。

続きを読む

カッコよくない犯罪の真実。映画「全員悪人」

全員死刑 


だいたいにおいて映画の中の犯罪行為というのは、美化されたりすることが多いものです。
または、脚色された中で殺人が行われ、ある意味で恐ろしく、美しいものとして描かれたりするものですが、「全員死刑」では、そういった真正面の犯罪映画とは異なった描き方がされております。

真実を知ると後悔するかもしれない。「スポットライトスポットライト 世紀のスクープ」でした!

スポットライト 世紀のスクープ (字幕版)

 
時として、大きすぎる事件というのは誰も触れることができなくなってしまうものです。
「スポットライト 世紀のスクープ」は、実際にあった神父による少年少女らへの性的暴行の実態を暴いた実在の事件をもとにしてつくられた作品となっています。
本作品は、新聞記者たちによる業を描き、また、真実を暴くことを丁寧に行っている良作となっております。
スポンサードリンク