シネマトブログ

映画の評論・感想を紹介するサークル「ブヴァールとペキュシェ」によるブログです。不定期ですが必ず20:00に更新します

あの時君は若かった!? 『仁義なき戦い』の役者は撮影時、何歳だったの?

どう見てもカタギの方とは思えない俳優陣が迫力ある演技を披露する『仁義なき戦い』。特に第一部は山守組内部抗争の歴史(10年以上)をスリリングに描写していて、荒波にもまれたようなカメラの動きに呼応するように役者たちもノリノリな演技を見せてくれます。

で、その役者陣たちは現代の私の目から観ると、まさに「年齢不詳」。

みんな汗まみれで怒鳴りあっているので何歳かよくわかりません。

というわけで今回はそんな『仁義なき戦い』の主要俳優たちが当時何歳でこの映画に参加していたのかを調べてみました(映画の公開時に何歳を迎えているかで計算しています。ちなみに『仁義』シリーズは1973年から1974年の間に五作公開され、新シリーズも74年公開というハイペースで製作されました)!

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菅原文太

主人公を演じる菅原文太。第一部公開時は39歳とのこと。意外と若く見えますよね!体も細身で背も高めなのでシャープに見えます。さすが元モデル!

 

松方弘樹

そんな文太アニキとは第一部ラスト近くで熱いやりとりを見せた松方アニキ。彼は30歳で撮影に参加。つまり文太さんとは10歳くらい離れていたわけです。それを気にして、お湯と氷水に交互に顔をつけてシワを人工的に作り出すなど顔面そのものに迫力をつけようと影で努力していたそうです。実は(?)元々は甘いマスクで有名な松方アニキ。そのイケメンぶりをひっくり返そうとして努力していたのです。うーむ、とても30歳の顔ではありません(笑)。

 

金子信雄

山守組長を演じた信雄氏は、公開時は49歳。文太さんとは10歳違いですが、年相応もしくはもっと年上かなという印象でしょうか。第一部の最初のほうは若々しい感じでしたが終盤、さらにシリーズが続いていくにしたがって鼻も赤くなりヒゲも発生しました。

 

梅宮辰夫

文太アニキのアニキ役を好演した辰ニィは34歳。まあまあ妥当か、若くみえる感じでしょうか。眉毛を剃った第三部・四部ではもう迫力がありすぎて年齢がよくわからないです(笑)。

 

田中邦衛

槇原という愛される憎まれ役を担当した邦衛さん。もとからあまり年齢がよくわからない顔立ちですが40歳。そういわれればそう見えなくもない絶妙な年齢。第五部では時の流れを意識してか白髪も見えました。

 

以下、スペースの都合により列挙させていただきます!

幹部・矢野を演じた曽根晴美35歳、梅宮アニキに撃ち殺された川地民夫34歳、車内で撃ち殺された高宮敬二39歳(若々しい)、駅で刺し殺された三上真一郎32歳、ラスト近くで逮捕された渡瀬恒彦は28歳(若い!)、床屋で射殺された伊吹吾郎に至っては27歳(バリ若い!)といった感じ。ていうかみんな死にすぎ!

 

ちなみに深作欣二監督42歳で撮りました。脚本を担当した笠原和夫45歳。

 

役者も製作人もちょうどいい時期に奇跡的に『仁義なき戦い』シリーズが誕生したといえるのではないでしょうか。

 

しかし、松方アニキが若干30歳であの顔だったということが一番衝撃的です!

 

ぜひみなさんも実際に俳優が何歳で映画に出演していたのか、気にしながら鑑賞してみてください!

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