時間を止められたら、貴方は何をする?/フローズン・タイム
時間をとめて自由に好きなことができるとしたら、一体何をするでしょうか。
金銀財宝を盗み出したり、はたまた、自分の欲望を満たすために行動を起こすか、いずれにしても、ろくなことにはならなそうです。
「フローズンタイム」は、フォトグラファーでもあるシェーン・エリス監督がメガホンをとった作品であり、イギリス映画ということもあって、時間を止めながら非常に紳士的な映画となっています。
続きを読む子供は成長し、親は学ぶ/映画「ルーム」
アカデミー賞ノミネート作品であり、主演のブリー・ラーソンがアカデミー賞主演女優賞を受賞した作品です。
実際にオーストリアで起こった事件である「フリッツル事件」を基につくられた作品であり、事件そのものは、非常に重たい内容となっていますが、本作品は、事件そのもの悲惨さではなく、親子の関係や、子供がどのように成長していくのか、というのがわかる物語です。
いわば、それをわかりやすくするために、フリッツル事件が下敷きに使われた作品といえます。
小さな「部屋」で生まれ育ち、世界へと足を踏み出した少年が、どのようにして世界をみたのでしょうか。
愛情こそが世界を変える/ライアン・ジョンソン「ルーパー」
「スターウォーズ 最後のジェダイ」において、脚本・監督を務めたライアン・ジョンソン監督による映画「ルーパー」は、一風変わったSF映画です。
未来からきた人間を殺すと、お金がもらえるという闇社会で生きる主人公が、未来の自分と出会うという物語となっています。
未来でも殺人が行われており、その憎しみの連鎖は止まらない。はたして、人間というのはどうすれば、そんな連鎖をとめることができるのか。
そんなことを考えさせられる映画となっています。
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