読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

シネマトブログ

映画の評論・感想を紹介するサークル「ブヴァールとペキュシェ」によるブログです。不定期ですが必ず20:00に更新します

菅原文太

やくざだけど野球をやってみた。 岡本喜八『ダイナマイトどんどん』(1978年)

今回ご紹介する映画は岡本喜八監督の『ダイナマイトどんどん』。 戦後、民主主義がアメリカから持ち込まれたことにより、それまでの血で血を洗う「抗争」から「野球」でやくざ同士を競わせて、平和的に社会に溶け込ませるという内容。 実際に東映などの任侠…

五部作、堂々の完結! 『仁義なき戦い 完結篇』(1974年)

今回は『仁義なき戦い』シリーズのラスト作品である、五作目の『完結篇』を取り上げます。 各組織の逮捕により収束したはずの広島抗争。しかし、これまで闘争の中心であった広能や武田より若い世代が次第に台頭しはじめ、まだまだ広島やくざの争いは終わりそ…

シリーズ4作目! 『仁義なき戦い 頂上作戦』(1974年)

前作『代理戦争』から引き続き、大規模抗争が描かれる本作。今回は警察側も黙っておらずそれぞれの組のトップ・幹部の逮捕による抗争の終結を狙った「頂上作戦」が展開されます。果たして広能はじめとする広島やくざたちはどうなるのでしょうか。 簡単なあら…

シリーズ3作目! 『仁義なき戦い 代理戦争』(1973年)

番外編であるニ作目『広島死闘篇』を挟んだ三作目。一作目の実質的な続編となり、四作目『頂上作戦』とセットの作品でもあります。 ますます人間関係は複雑怪奇、抗争の規模も呉だけではなく広島市、そして神戸の大組織が絡んでくるなど波乱に満ちた展開が描…

菅原文太の五大シリーズを振り返ってみる

今回は映画俳優・菅原文太が東映にて遺した五つのシリーズもののを振り返ってまとめてみたいと思います。 どれも見ごたえがあり人気のあったシリーズですので興味がある方はどんどん掘り進めていって下さい!(ちなみに自分は今回とりあげた作品のうち、まだ…

映画は暴力なり 深作欣二『仁義なき戦い』(1973年)

あまりに有名すぎる本作品。 深作監督語るところによれば、この作品のテーマは一貫して「暴力」。 その後の映画そのものに大きな影響を与えることになった、このビッグシリーズの一作目は、「暴力」が最もストレートに生き生きと観客の前に提示されます。 そ…

本当に仁義なき戦い 菅原文太『人斬り与太 狂犬三兄弟』(1972年)

仁義なき戦いよりも仁義がない 今回ご紹介する『人斬り与太 狂犬三兄弟』は深作欣二監督による作品です。従来の仁侠映画路線を意図的に外して「ワルすぎる」ヤクザを主役にし、本作と同じ深作・菅原コンビによる『仁義なき戦い』シリーズへと発展する記念す…

安藤組、解散  『安藤組外伝 人斬り舎弟』(1974年)

本日は実録安藤組シリーズの番外編である『安藤組外伝 人斬り舎弟』についてお話したいと思います。監督は中島貞夫、主演は番外編ということで(安藤昇ではなく)菅原文太です。 安藤組外伝 人斬り舎弟 [DVD] 出版社/メーカー: TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D) 発…

三政さん(おそ松さん的な感じで) 中島貞夫監督『バカ政ホラ政トッパ政』(1976年)

『バカ政ホラ政トッパ政』(1976年)は中島貞夫監督作品で、主演を菅原文太がつとめています。いわゆる東映ヤクザ実録路線の一本に数えられる作品です。 バカ政ホラ政トッパ政 [DVD] 出版社/メーカー: TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D) 発売日: 2015/11/11 メディ…

サヨナラだけが人生だ 『トラック野郎 爆走一番星』(1976年)

菅原文太・愛川欽也主演、鈴木則文監督の『トラック野郎』シリーズは東映にとっても、日本映画史にとっても非常に重要な作品です。 当時、人気シリーズだった松竹の『男はつらいよ』シリーズのむこうを張って作られたこの作品、全部で10本あります。 どれも…

赤飯と菅原文太   深作欣二『現代やくざ 人斬り与太』(1972年)

『現代やくざ』シリーズは菅原文太が主演していることをのぞけば、各作品に時系列的なつながりはありません。監督もころころ変わります。 本作はシリーズ第5弾で、『仁義なき戦い』でおなじみの深作欣二がメガホンをとっております。 深作監督作品を筆頭とす…

野坂昭如の歌が響いて・・・  『現代やくざ 血桜三兄弟』(1971年)

本日は菅原文太主演『現代やくざ』シリーズの4作目、中島貞夫監督の『現代やくざ 血桜三兄弟』を取り上げたいと思います! 血桜三兄弟とはこれまた素敵なタイトルでございまするが、これは菅原文太、伊吹吾郎、渡瀬恒彦の三人を意味しております。文太と吾郎…

慕情は国を越えて   鈴木則文『まむしの兄弟 恐喝三億円』(1973年)

本日は『まむしの兄弟』シリーズから6作目の『恐喝三億円』を取り上げたいと思います! ちなみに『恐喝』と書いて『かつあげ』と読むみたいです。 かつあげで三億円なんて景気がいいったらありゃしないですね!(どうやら映画公開の5年前にいわゆる三億円事…

鈴木則文の演出術   菅原文太主演『関東テキヤ一家』(1969年)

今回はこの後に『トラック野郎』シリーズを生み出すことになる、菅原文太と鈴木則文監督のコンビによる『関東テキヤ一家』シリーズの1作目をご紹介! 関東テキヤ一家 [DVD] 出版社/メーカー: TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D) 発売日: 2009/07/21 メディア: DVD ク…

おかめ横丁戦争   中島貞夫『まむしの兄弟 傷害恐喝十八犯』(1972年)

今日は中島貞夫監督作品『まむしの兄弟 傷害恐喝十八犯』を取り上げます。『まむしの兄弟』シリーズの4作目となります。 主な登場人物 ・政太郎(菅原文太)・・・「まむしの兄弟」。政太郎。 ・勝次(川地民夫)・・・「まむしの兄弟」。不死身の勝。政をア…

おかあやんとヤサグレのジュン  『まむしの兄弟 二人合わせて30犯』(1974年)

今日は菅原文太・川地民夫主演の人気シリーズ『まむしの兄弟』の7作目『二人合わせて30犯』(1974年公開)を取り上げてみたいと思います! 監督は大物監督の工藤栄一。脚本は鴨井達比古が担当しています。 まむしの兄弟 二人合わせて30犯 [DVD] 出版社/メー…

文太と由美子、その悲恋のゆくえ  佐伯清『現代やくざ 盃返します』(1971年)

今回は菅原文太主演、佐伯清監督『現代やくざ 盃返します』(1971年)を取り上げます。 『現代やくざ』シリーズは菅原文太の代表作の一つです。とはいえ、あまりヤクザ映画に興味のない方、あまり観たことない方は聞きなじみのないシリーズだと思われます。…

夜桜銀次、死神を背負う男  『山口組外伝 九州進行作戦』(1974年)

大変、お久しぶりです。ニャロ目です。 今回は菅原文太主演、山下耕作監督の1974年の東映実録路線の傑作である『山口組外伝 九州進行作戦』を取り上げたいと思います。 長らくソフト化が待たれていましたが、山口組の最近の騒動を知ってかしらずか、2015年に…

警察官とヤクザのあいだに友情は成立しうるのか  『県警対組織暴力』

本日とりあげるのは東映実録路線の名作「県警対組織暴力」(1975年、100分、日本)であります! キャスト(菅原文太、松方弘樹ら)、監督(深作欣二)、脚本(笠原和夫)の名前をみてわかるかもしれませんが、1973年から74年にかけて公開され大ヒットを記録した「…

スポンサードリンク