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シネマトブログ

映画の評論・感想を紹介するサークル「ブヴァールとペキュシェ」によるブログです。不定期ですが必ず20:00に更新します

現代風にアレンジされた「正統な」ヤクザ映画  北野武『龍三と七人の子分たち』

2015年現在、北野武最新作である『龍三と七人の子分たち』をDVDで観賞しました。『アウトレイジ』前後からエンターテインメントを志して映画製作を続けてきた北野監督。本作品の見どころを紹介します。 龍三と七人の子分たち [DVD] 出版社/メーカー: バンダ…

芸術における才能とは?  北野武『監督・ばんざい!』/『アキレスと亀』

ニャロ目でございます。 今回は北野武監督の13本目『監督・ばんざい!』(2007、104分)と14本目の『アキレスと亀』(2008年、119分)を取り上げたいと思います。 珍妙なコメディ映画である『監督・ばんざい!』、芸術に生涯を捧げたものの、ついぞ振り向か…

引き裂かれたタケシ、夢の残滓。  北野武『TAKESHIS`』

今日は北野武監督作品、『TAKESHIS`』(2005、107分)を取り上げてみたいと思います。 ファンのあいだでも非常に評価の分かれる本作品ですが、みなさんはどのように感じたでしょうか? 評価さえも「引き裂かれている」 北野作品としては12作目、前作『座頭市…

『北野武映画ザ・ベストテン』&『北野武映画史 1989~2015』

今回は日本の映画史においてこれからも名前の残ると思われる北野武監督作品の中から、自分なりのベストテンを選んでみました。 カウントダウン形式で紹介していきたいと思います。 みなさんも自分のランキングと比較して楽しんでください!! 各ランキングの…

汗をかかないヤクザたち 北野武『アウトレイジ』、『アウトレイジ ビヨンド』

ニャロ目でごじゃる。 今回はみんな大好き、北野武の『アウトレイジ』(2010年、109分)、そして続編にあたる『アウトレイジ ビヨンド』(2012年、112分)を取り上げたいと思います。 過去のヤクザ映画や北野作品と比較しながらみてみましょう。 『仁義なき…

これは『NARUTO―ナルト―』である 北野武『座頭市』

ニャロ目でござんす。 今回は北野武監督の通算11本目の作品『座頭市』(2003年、115分)を取り上げて批評していきたいと思います。 現在のところ、北野映画最大のヒット作であるこの作品。 勝新太郎の『座頭市』シリーズにどう挑んだのでしょうか。 登場人物…

人でなしの恋  北野武『Dolls』

こんばんは、ニャロ目でございます。 今回は北野武監督作品『Dolls』(2002,113分)を取り上げてみます。 一連の監督作品の中でも芸術性の高い一本。果たして、どのような意味を持つ作品なのでしょうか? 『Dolls』というタイトルの意味 この作品は「さまざ…

物語は円を描く、さながら天使の輪のように。  『菊次郎の夏』

今日は北野武監督作品『菊次郎の夏』(1999年、121分)を取り上げてみたいと思います。 菊次郎と正男の夏休み この話がどんな話かというと「菊次郎(ビートたけし)と正男(関口雄介)が遠く離れた地で暮らす母親に会いに行く」のが目的で、「結局、顔を見る…

戦争、終わらぬ戦争。 北野武『BROTHER』

ニャロ目です。 今日は北野武監督の『BROTHER』(2001年、114分)を取り上げてみたいと思います。 舞台を日本からアメリカに移した北野映画。 はたして『BROTHER』とはどういう映画なのでしょうか。 物語について 難解といわれていた初期作品から比べると『H…

静けさの波に乗る   北野武『あの夏、いちばん静かな海。』

こんばんは、ニャロ目です。 今日は北野武第三回監督作品『あの夏、いちばん静かな海。』(1991年、101分)を取り上げたいと思います。 物語 聾唖者の茂(真木蔵人)と恋人で同じく聾唖者の貴子(大島弘子)。ゴミ回収の仕事中に壊れたサーフボードを拾った…

「ありがとう、ごめんね」 『HANA-BI』

私の住む街でも週末は花火大会が行われておりました。マンションのベランダからも夜空に開く花火がよく見えます。 威勢のいい音と光、そしてすぐ後に訪れる静寂。夏の美しさを感じさせる瞬間です。 というわけで今回は北野武監督作品『HANA-BI』(1998年、10…

日本一の煩悩男 『みんな~やってるか!』

さて最近北野作品ばかり観ているわたしですが、今回は『みんな~やってるか!』(1995年、110分)を取り上げてみたいと思います。 武流のフィルム・ノワール路線(『その男、凶暴につき』『ソナチネ』)やノスタルジー・ファンタジック路線(『あの夏、いち…

キタノ流フィルム・ノワールの萌芽  『その男、凶暴につき』

ここ最近、にわかキタニストになっている私ですが、今回は記念すべき北野武第一回監督作品『その男、凶暴につき』を取り上げてみたいと思います。 ○基本データ 監督 北野武 脚本 野沢尚 制作・原案 奥山和由 監修 黒井和男 1989年公開、103分 キャラクターに…

ナポレオンフィッシュにうってつけの日 北野武『ソナチネ』

何もやる気がおきない、そんな時には昼間からアイスかスイカでも食べながら、北野武監督作品『ソナチネ』(1993、93分)を見ましょう。 沖縄の美しい自然と濃厚な死の匂いが、人生の豊かさを感じさせてくれることでしょう。 暴力・倦怠・沖縄 広域暴力団、北…

「彼ら」は終わったのか、これから始まるのか? 北野武『キッズ・リターン』

青春映画といえば、みなさんはどんな作品を思い浮かべるでしょうか。 私は、北野武監督の最高傑作ともいわれる「キッズ・リターン」(1996年公開)です。 今回は有名なラストのセリフに焦点をあてつつ、作品全体を振り返ってみたいと思います。 あらすじ 落…

北野武『3-4x10月』のオチをどう考えるか?

国内にも国外にもファンの多い北野武監督。 北野映画といえば、ヤクザなどアウトローが主役になることが多く、今年も「元ヤクザのジジイ」と詐欺集団の対決を描いた『龍三と七人の子分たち』が公開されました。 その北野監督の2作目『3-4x10月』について取…

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