読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

シネマトブログ

映画の評論・感想を紹介するサークル「ブヴァールとペキュシェ」によるブログです。不定期ですが必ず20:00に更新します

「ありがとう、ごめんね」 『HANA-BI』

私の住む街でも週末は花火大会が行われておりました。マンションのベランダからも夜空に開く花火がよく見えます。 威勢のいい音と光、そしてすぐ後に訪れる静寂。夏の美しさを感じさせる瞬間です。 というわけで今回は北野武監督作品『HANA-BI』(1998年、10…

キタノ流フィルム・ノワールの萌芽  『その男、凶暴につき』

ここ最近、にわかキタニストになっている私ですが、今回は記念すべき北野武第一回監督作品『その男、凶暴につき』を取り上げてみたいと思います。 ○基本データ 監督 北野武 脚本 野沢尚 制作・原案 奥山和由 監修 黒井和男 1989年公開、103分 キャラクターに…

ナポレオンフィッシュにうってつけの日 北野武『ソナチネ』

何もやる気がおきない、そんな時には昼間からアイスかスイカでも食べながら、北野武監督作品『ソナチネ』(1993、93分)を見ましょう。 沖縄の美しい自然と濃厚な死の匂いが、人生の豊かさを感じさせてくれることでしょう。 暴力・倦怠・沖縄 広域暴力団、北…

北野武『3-4x10月』のオチをどう考えるか?

国内にも国外にもファンの多い北野武監督。 北野映画といえば、ヤクザなどアウトローが主役になることが多く、今年も「元ヤクザのジジイ」と詐欺集団の対決を描いた『龍三と七人の子分たち』が公開されました。 その北野監督の2作目『3-4x10月』について取…

映画は脚本なり~笠原和夫の脚本術~

『仁義なき戦い』シリーズや『県警対組織暴力』でおなじみの脚本家笠原和夫はシナリオ制作の段取りについて以下のように整理しています。 1コンセプトの検討 2テーマの設定 3ハンティング(取材と資料収集) 4キャラクターの創造 5ストラクチャー(人物…

松方弘樹は三度死ぬ   『仁義なき戦い』シリーズより

はじめに 映画『仁義なき戦い』シリーズの大きな特徴として、「同じ役者が別人として複数回登場する」ことが挙げられる。 こんな画期的な方法がいまだかつてあっただろうか(まあ、じつはあります。東映はよく使ってます)。 『仁義なき戦い』シリーズ(この…

山中正治と大友勝利  『仁義なき戦い 広島死闘篇』

また観てしまった…。今夜は邦画史に残る『仁義なき戦い』シリーズの2本目にして番外篇の『仁義なき戦い 広島死闘篇』(1973年、日本、100分)を取り上げたいと思います。 監督深作欣二、脚本笠原和夫、音楽津島利章 と前作同様の製作陣。 シリーズ主演、広能…

警察官とヤクザのあいだに友情は成立しうるのか  『県警対組織暴力』

本日とりあげるのは東映実録路線の名作「県警対組織暴力」(1975年、100分、日本)であります! キャスト(菅原文太、松方弘樹ら)、監督(深作欣二)、脚本(笠原和夫)の名前をみてわかるかもしれませんが、1973年から74年にかけて公開され大ヒットを記録した「…

スポンサードリンク