シネマトブログ

映画の評論・感想を紹介するサークル「ブヴァールとペキュシェ」によるブログです。不定期ですが必ず20:00に更新します

ぺぺろん

たんなる感想。ベストキッド3 最後の挑戦  

「ベストキッド」シリーズは、ダニエルさんと、ミヤギがメインでの出演作としては、3が最後となっています。 謎の東洋人であるミスターミヤギと、ひ弱だった少年ダニエルさんとの友情が語られるシリーズであり、シリーズ2作目の時点ですでに怪しかった雰囲…

もはや笑うしかない。ベストキッド2。感想  

「ベスト・キッド」は、通信空手を二か月しかやっていなかった少年が、空手不良少年たちに目をつけられながらも、謎の日本人ミスターミヤギに稽古をつけてもらって、少年空手大会で優勝するまでを描いた作品です。 その修行の意外さ、面白さ、日本人とアメリ…

感想&解説。真似したくなる。映画ベストキッド(1984)

空手の修行シーンがとにかく有名な「ベスト・キッド」。 冊にペンキをぬる動作や、車にワックスをかける何気ない動作こそ、実は、空手の訓練になっていたのだ、という驚きの事実は、当時見ていた多くの人たちに衝撃を与えたものでした。 さて、実はベスト・…

劇場版を見る前の復習に。アニメ版総集編「メイドインアビス」感想

つくしあきひと氏による漫画「メイドインアビス」。 その劇場版アニメである「メイドインアビス 深き魂の黎明」が公開されているわけですが、本作品をみるにあたって、原作を読んで復習したいところ。 できれば雰囲気をつかみなおすためにも、アニメで見返し…

仁義を刻む。感想&解説。渡哲也主演「仁義の墓場」。

渡哲也といえば、「西部警察」として思い出す人が多いとは思いますが、東映におけるやくざ映画の傑作の一つである「仁義の墓場」も見逃すわけにはいかない作品となっています。 東映初主演として作られた「仁義の墓場」ですが、今の時代であれば考えられない…

残されたものの悲しみ。感想。劇場版総集編アニメ「オーバーロード」

異世界転生ものというジャンルは、数えきれないぐらい大量にでてきており、近年においては、その内容も細分化が進んできています。 そんな中、2010年からウェブ上で公開され、現代に続く異世界転生ものの中では必見の作品となっているのが、「オーバーロ…

ゲーム的ループの傑作。映画「オール・ユー・ニード・イズ・キル」

ライトノベルス原作でありながら、トム・クルーズ主演でハリウッド映画化されたことで有名な「オール・ユー・ニード・イズ・キル」。 「よくわかる現代魔法」でお馴染みの桜坂洋氏によって書かれた本作品は、いわゆるほかの作品のループものと呼ばれる作品や…

神と悪魔に鉄槌を。ジョン・ランディス 映画「大逆転」

「星の王子 ニューヨークへ行く」の中で登場する二人のホームレス。 彼らは、映画「大逆転」において、主人公たちを翻弄し、気まぐれで人間を陥れてしまう存在として描かれていましたが、最後に彼らは失敗してしまいます 前日談というほどのものではありませ…

男女成り上がりの物語。題名で損する映画「愛と青春の旅立ち」

「愛と青春の旅立ち」。 本作品の内容を知らない方は、このタイトルを聞いて、ラブロマンスな映画なんだろうと思ってしまうのではないでしょうか。 間違っても、厳しい軍曹に鍛えられていく士官候補生たちの物語を描いた、軍隊ものとは思わないはずです。 本…

続編の前の復習に。星の王子さまニューヨークへ行く。感想&解説

エディ・マーフィ主演であり、続編もつくられる「星の王子さまニューヨークへ行く」。 本作品は、アフリカにあるとされる架空の国ザムンダの王子であるアキーム(エディ・マーフィ)が、何もかもが与えられていると同時に、何の自由もない日々の中、自分の奥…

過ち一つで人生は狂う。でも幸福かも。真木よう子主演。感想「さよなら渓谷」

真木よう子が主演した「さよなら渓谷」。 日本アカデミー賞主演女優賞にも輝いた本作品は、日本映画らしいある意味で暗くて重たい話になっています。 人生に過ちは発生するものです。それを、なんてことのないものととらえるのか、一生抱え込まなければなら…

格差とコメディ。感想&解説「パラサイト 半地下の家族」

アカデミー賞作品賞を、非英語作品ではじめて受賞した作品「パラサイト 半地下の家族」。 監督であるポン・ジュノは、「グエムル 漢江の怪物」で怪物相手に戦う家族を描き、「母なる証明」では、知的障害を持つ息子を守る母親を描いた、韓国を代表する人物の…

戦争は終わらない。スパイク・リー監督「ザ・ファイブ・ブラッズ」感想

スパイク・リー監督といえば、「ドゥ・ザ・ライトシング」や「マルコムX」でお馴染みの監督ですが、ネットフリックス資本でつくられた作品「ザ・ファイブ・ブラッズ」について、感想を述べてみたいと思います。 ネタバレありで感想を書きますので、気になる…

ロバート・ゼメキス監督「マーウェン」感想

ロバート・ゼメキス監督といえば、言わずと知れた「バックトゥザフューチャー」で知られる監督です。 それ以外にも「フォレストガンプ/一期一会」や「キャストアウェイ」など、数々の名作を残しており、名前を聞いたことのある人も多いのではないでしょうか。…

お子さんのいる人は見てはいけない。トラウマ映画「震える舌」

本日紹介する作品は、下手なホラー映画よりも数段恐ろしい映画になっています。 それでなくとも、最近は衛生関係に対しての意識が強くなっている昨今ですから、そんな時期に「震える舌」を見ることはオススメしません。 しませんが、こういう映画もあるとい…

映画の前の復讐に。なぜ面白い。アニメ「鬼滅の刃」感想

相変わらずの出版不況の世の中において、ジャンプ漫画で大ヒットとともに原作が大団円を迎えた稀有な漫画「鬼滅の刃」。 てっきり、いつまでも引きのばしてしまうドラゴンボール現象が起きるかと思っておりましたが、もっとも熱いタイミングで物語が終えると…

原作とアニメの演出の違い。京都アニ「氷菓」感想&解説

京都アニメーション制作アニメ「氷菓」についての感想となります。 米澤穂信の描く原作そのものが面白いのもあるのですが、今回は、アニメーションとなった「氷菓」が、より面白く演出されている点について、語ってみたいと思います。

映画の予習に。どろろの要素。感想&解説「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」

京都アニメーションといえば、「涼宮ハルヒの憂鬱」や「けいおん!」を手掛け、圧倒的な作画の力をもってして、アニメ界隈ではその名前を知らない人のいないアニメーション制作会社です。 オリジナル作品として「MUNTO」がありましたが、残念ながらあまり知…

県民の空気感がよくわかる。感想&解説「翔んで埼玉」

日本アカデミー賞もとった「翔んで埼玉」ですが、この作品は、「パタリロ!」で有名な、魔夜峰央によるギャグマンガとして、1982年から連載された作品を映画化しています。 なぜ、今「翔んで埼玉」なのか、という点は気になります。 その決定的な事柄は…

ウイルスの予言。角川映画記念すべき一作「復活の日」

ウイルスによる影響は多大になってきている昨今。 ウイルスが関係する映画作品というのも数多くあり、どのような騒動になっていくのか、その最悪のシナリオがわかる、という点で、今見ると違った見方ができる作品がありますので、注目の一作を紹介していきた…

アクション映画としての境地。映画「ジョン・ウィック」

キアヌ・リーブスといえば、映画「マトリックス」で有名になった俳優ですが、そのキアヌ・リーブスが、ちぎっては投げちぎっては投げして、敵を泥臭く倒すアクション映画こそが「ジョン・ウィック」となります。 本作品のストーリーもざっくり解説しますが、…

ゾンビウイルスで世界崩壊。ルールを守る男「ゾンビランド」感想

ゾンビものの映画は数多くありますが、今回紹介する「ゾンビランド」は、誰でも楽しめるゾンビものとなっております。 一応、年齢制限はかかっていますが、暴力表現についてはほとんどありませんし、冒頭だけゾンビが人の肉を食べていますが、それを薄目でみ…

インドのスラム街の現実と希望。オススメ映画「ピザ!」感想&解説

誰しもがスマートフォンをつかって電話やネットをやりとりするようになった現代においても、貧富の差というのは発生しているものです。 「ピザ!」は、タイトルで損をしているのですが、ピザの話というよりは、スラム街の純真な兄弟が、食べたことないピザと…

人はどこかでつながっている。無人島でも。感想&解説「キャストアウェイ」

無人島で生活する、というのは、考える分には面白いですが、実際にそんな立場になってしまったら、どうすればいいのか。 この作品は、たんなる無人島漂流記というだけではなく、人間が生きるのに必要なものは何か、ということも描かれた作品となっています。…

制作費約50億!映画化していた!「スーパーマリオ 魔界帝国の女神」

任天堂が誇るスーパーマリオといえば、世界で知らない人はいないんじゃないかというぐらいのビックタイトルです。 8ビットのひげのおじさんが、今も現役で活躍するゲーム業界でありますが、この映画が映画化されていた、ということについては、意外と語られ…

誰だって孤独は辛い。ネットフリックス「二人のローマ教皇」

ネットフリックス資本・配信による良質な映画がでてきている昨今ですが、アカデミー賞ノミネートもされた本作品について、どんな作品なのかを含めて解説&感想を述べてみたいと思います。 本作品をまだ見ていない人で、見れる環境にある人については、「宗教…

改悪? 「ジュマンジ ウェルカムトゥジャングル」感想

「ジュマンジ」といえば、ロビン・ウィリアムズ主演による傑作映画です。 謎のボードゲーム「ジュマンジ」にかかわった人間の不幸を描く作品となっており、成長や親の愛情を描く作品として、かつてはロードショーにも頻繁にかかっていた作品となっています。…

歴史的緊急事態。世界恐慌が訪れる。「マネーショート 華麗なる大逆転」解説。

コロナウイルスの影響で経済的にも厳しい状況となっております。 そんなときこそ、映画をみて家で過ごしてもらいたいと思うわけですが、過去に世界中の経済に影響を与えたリーマン・ショック以来の歴史的緊急事態が起きております。 改めて、リーマン・ショ…

人間は二度死ぬ。感想&解説「リメンバー・ミー」

第90回のアカデミー賞長編アニメ映画賞と主題歌賞を受賞した「リメンバーミー」。 本作品は、普通にみても面白い作品ですが、ちょっと、うがった見方をしても面白い作品となっていますので、本作品について感想を述べつつ語ってみたいと思います。

人生を振り返った時にみえること。クリント・イーストウッド監督「運び屋」

クリント・イーストウッド監督といえば、「グラン・トリノ」や「許されざる者」といった名作に加え、様々な映画をとってきているハリウッドを代表する人物の一人です。 監督と主演による映画は「グラン・トリノ」で終了するかと思われていましたが、「運び屋…

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