シネマトブログ

映画の評論・感想を紹介するサークル「ブヴァールとペキュシェ」によるブログです。不定期ですが必ず20:00に更新します

ぺぺろん

ネタバレ。夫婦一緒の仕事は難しい。感想&解説「天才作家の妻 40年目の真実」

世の中には、夫婦で一つの商売をしているという方も数多くいらっしゃると思います。 それぞれが働いてお金を稼いでいるという方も多いとは思いますが、本作品「天才作家の妻 40年目の真実」では、文筆業を営む老夫婦を描いた作品となっています。 この作品…

悪魔の少年。感想&解説「ファイ 悪魔に育てられた少年」

「ファイ 悪魔に育てられた少年」は、物語の概要だけ聞くと、「犯罪者5人に育てられた少年が、何かをするのだな」という話だと思うかと思います。 本作品の主人公は、たしかにその悪魔(5人の犯罪者)に育てられた少年には違いありませんが、いくつかの角…

ヴァイオレットエヴァーガーデン 外伝 永遠と自動手記人形 感想

テレビアニメシリーズでそのクオリティの高さと脚本の絶妙さで、圧倒的な面白さを誇っていた「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」ですが、今回は、外伝として作られている「ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 永遠と自動手記人形」について、簡単に感…

令嬢騎士は髪を切る。感想&解説。劇場版「ゴブリンスレイヤー」

異世界で活躍する作品が数多く登場している昨今ですが、ファンタジーな世界のリアルを描いている作品として有名なのは、「ゴブリンスレイヤー」ではないでしょうか。 勇者が存在する世界において、小さな村にでてくるゴブリンを退治するゴブリンスレイヤーな…

初心者でも安心。映画「鬼滅の刃 無限列車編」の予備知識と見どころ。

ブームを巻き起こしている鬼滅の刃ですが、今までテレビシリーズを見に行く時間がない、原作を見るタイミングがつかめないという方も多いと思いますので、映画「鬼滅の刃 無限列車編」における、最低限覚えておくとより分かりやすいポイントと、純粋に映画の…

ちゃんとしてなくていい。カーペンターのコメディSF映画「ダーク・スター」感想&解説

ジョン・カーペンター監督といえば、「ハロウィン」や「遊星からの物体X」といった作品、サスペンスやホラー的な要素を含んだ作品が多い巨匠です。 しかし、そんな巨匠といえど、初めての作品というのは存在するものです。 さて、そんなジョン・カーペンタ…

Netflex映画。感想&解説「ヒュービーのハロウィン」

ネットフリックスオリジナルによる作品は、数多く作られておりますが、その中でも、パロディ色を強めにしつつ、非常に心温まるよい映画「ヒュービーのハロウィン」について、簡単に解説と、感想をのべてみたいと思います。 一見すると、たんなるおバカ映画に…

夫婦円満の秘訣。感想。映画「家に帰ると必ず妻が死んだふりをしています。」

「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。」は、悩みを抱えた人間の駆け込み寺である、yahoo知恵袋に投稿された内容をもとに広がった作品となっています。 本記事では、安田顕と、榮倉奈々という二人の主演によって作られた映画版について、語ってみた…

アクション映画の金字塔。感想「ドランクモンキー 酔拳」

酔えば酔うほど強くなる。 酔拳といえば、そんな言葉を思い出す人が多いのではないでしょうか。 また、ジャッキー・チェンといえば、カンフーアクションスターとしては、もうレジェンドといえる存在であり、若いころの作品をみるという機会もあまりないかも…

ヒラリー・スワンクの空手なる瞬間「ベスト・キッド4」感想

「ベストキッド」シリーズといえば、ひ弱な少年ダニエルが、謎の東洋人ミスター・ミヤギに空手を教えられることで、空手大会に優勝し、ミヤギとの友情も深めていく、という感動的な物語となっています。 2~3については、当ブログの別記事で紹介しておりま…

たんなる感想。ベストキッド3 最後の挑戦  

「ベストキッド」シリーズは、ダニエルさんと、ミヤギがメインでの出演作としては、3が最後となっています。 謎の東洋人であるミスターミヤギと、ひ弱だった少年ダニエルさんとの友情が語られるシリーズであり、シリーズ2作目の時点ですでに怪しかった雰囲…

もはや笑うしかない。ベストキッド2。感想  

「ベスト・キッド」は、通信空手を二か月しかやっていなかった少年が、空手不良少年たちに目をつけられながらも、謎の日本人ミスターミヤギに稽古をつけてもらって、少年空手大会で優勝するまでを描いた作品です。 その修行の意外さ、面白さ、日本人とアメリ…

感想&解説。真似したくなる。映画ベストキッド(1984)

空手の修行シーンがとにかく有名な「ベスト・キッド」。 冊にペンキをぬる動作や、車にワックスをかける何気ない動作こそ、実は、空手の訓練になっていたのだ、という驚きの事実は、当時見ていた多くの人たちに衝撃を与えたものでした。 さて、実はベスト・…

劇場版を見る前の復習に。アニメ版総集編「メイドインアビス」感想

つくしあきひと氏による漫画「メイドインアビス」。 その劇場版アニメである「メイドインアビス 深き魂の黎明」が公開されているわけですが、本作品をみるにあたって、原作を読んで復習したいところ。 できれば雰囲気をつかみなおすためにも、アニメで見返し…

仁義を刻む。感想&解説。渡哲也主演「仁義の墓場」。

渡哲也といえば、「西部警察」として思い出す人が多いとは思いますが、東映におけるやくざ映画の傑作の一つである「仁義の墓場」も見逃すわけにはいかない作品となっています。 東映初主演として作られた「仁義の墓場」ですが、今の時代であれば考えられない…

残されたものの悲しみ。感想。劇場版総集編アニメ「オーバーロード」

異世界転生ものというジャンルは、数えきれないぐらい大量にでてきており、近年においては、その内容も細分化が進んできています。 そんな中、2010年からウェブ上で公開され、現代に続く異世界転生ものの中では必見の作品となっているのが、「オーバーロ…

ゲーム的ループの傑作。映画「オール・ユー・ニード・イズ・キル」

ライトノベルス原作でありながら、トム・クルーズ主演でハリウッド映画化されたことで有名な「オール・ユー・ニード・イズ・キル」。 「よくわかる現代魔法」でお馴染みの桜坂洋氏によって書かれた本作品は、いわゆるほかの作品のループものと呼ばれる作品や…

神と悪魔に鉄槌を。ジョン・ランディス 映画「大逆転」

「星の王子 ニューヨークへ行く」の中で登場する二人のホームレス。 彼らは、映画「大逆転」において、主人公たちを翻弄し、気まぐれで人間を陥れてしまう存在として描かれていましたが、最後に彼らは失敗してしまいます 前日談というほどのものではありませ…

男女成り上がりの物語。題名で損する映画「愛と青春の旅立ち」

「愛と青春の旅立ち」。 本作品の内容を知らない方は、このタイトルを聞いて、ラブロマンスな映画なんだろうと思ってしまうのではないでしょうか。 間違っても、厳しい軍曹に鍛えられていく士官候補生たちの物語を描いた、軍隊ものとは思わないはずです。 本…

続編の前の復習に。星の王子さまニューヨークへ行く。感想&解説

エディ・マーフィ主演であり、続編もつくられる「星の王子さまニューヨークへ行く」。 本作品は、アフリカにあるとされる架空の国ザムンダの王子であるアキーム(エディ・マーフィ)が、何もかもが与えられていると同時に、何の自由もない日々の中、自分の奥…

過ち一つで人生は狂う。でも幸福かも。真木よう子主演。感想「さよなら渓谷」

真木よう子が主演した「さよなら渓谷」。 日本アカデミー賞主演女優賞にも輝いた本作品は、日本映画らしいある意味で暗くて重たい話になっています。 人生に過ちは発生するものです。それを、なんてことのないものととらえるのか、一生抱え込まなければなら…

格差とコメディ。感想&解説「パラサイト 半地下の家族」

アカデミー賞作品賞を、非英語作品ではじめて受賞した作品「パラサイト 半地下の家族」。 監督であるポン・ジュノは、「グエムル 漢江の怪物」で怪物相手に戦う家族を描き、「母なる証明」では、知的障害を持つ息子を守る母親を描いた、韓国を代表する人物の…

戦争は終わらない。スパイク・リー監督「ザ・ファイブ・ブラッズ」感想

スパイク・リー監督といえば、「ドゥ・ザ・ライトシング」や「マルコムX」でお馴染みの監督ですが、ネットフリックス資本でつくられた作品「ザ・ファイブ・ブラッズ」について、感想を述べてみたいと思います。 ネタバレありで感想を書きますので、気になる…

ロバート・ゼメキス監督「マーウェン」感想

ロバート・ゼメキス監督といえば、言わずと知れた「バックトゥザフューチャー」で知られる監督です。 それ以外にも「フォレストガンプ/一期一会」や「キャストアウェイ」など、数々の名作を残しており、名前を聞いたことのある人も多いのではないでしょうか。…

お子さんのいる人は見てはいけない。トラウマ映画「震える舌」

本日紹介する作品は、下手なホラー映画よりも数段恐ろしい映画になっています。 それでなくとも、最近は衛生関係に対しての意識が強くなっている昨今ですから、そんな時期に「震える舌」を見ることはオススメしません。 しませんが、こういう映画もあるとい…

映画の前の復讐に。なぜ面白い。アニメ「鬼滅の刃」感想

相変わらずの出版不況の世の中において、ジャンプ漫画で大ヒットとともに原作が大団円を迎えた稀有な漫画「鬼滅の刃」。 てっきり、いつまでも引きのばしてしまうドラゴンボール現象が起きるかと思っておりましたが、もっとも熱いタイミングで物語が終えると…

原作とアニメの演出の違い。京都アニ「氷菓」感想&解説

京都アニメーション制作アニメ「氷菓」についての感想となります。 米澤穂信の描く原作そのものが面白いのもあるのですが、今回は、アニメーションとなった「氷菓」が、より面白く演出されている点について、語ってみたいと思います。

映画の予習に。どろろの要素。感想&解説「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」

京都アニメーションといえば、「涼宮ハルヒの憂鬱」や「けいおん!」を手掛け、圧倒的な作画の力をもってして、アニメ界隈ではその名前を知らない人のいないアニメーション制作会社です。 オリジナル作品として「MUNTO」がありましたが、残念ながらあまり知…

県民の空気感がよくわかる。感想&解説「翔んで埼玉」

日本アカデミー賞もとった「翔んで埼玉」ですが、この作品は、「パタリロ!」で有名な、魔夜峰央によるギャグマンガとして、1982年から連載された作品を映画化しています。 なぜ、今「翔んで埼玉」なのか、という点は気になります。 その決定的な事柄は…

ウイルスの予言。角川映画記念すべき一作「復活の日」

ウイルスによる影響は多大になってきている昨今。 ウイルスが関係する映画作品というのも数多くあり、どのような騒動になっていくのか、その最悪のシナリオがわかる、という点で、今見ると違った見方ができる作品がありますので、注目の一作を紹介していきた…

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