シネマトブログ

映画の評論・感想を紹介するサークル「ブヴァールとペキュシェ」によるブログです。不定期ですが必ず20:00に更新します

県民の空気感がよくわかる。感想&解説「翔んで埼玉」

翔んで埼玉

日本アカデミー賞もとった「翔んで埼玉」ですが、この作品は、「パタリロ!」で有名な、魔夜峰央によるギャグマンガとして、1982年から連載された作品を映画化しています。

なぜ、今「翔んで埼玉」なのか、という点は気になります。

その決定的な事柄はわかりませんが、30年以上の時を経て、SNSでその存在が拡散、そのあまりに特異な内容から、話題を呼び映画するという運びになった稀有な作品です。

本作品は、ギャグマンガですので、一歩引いた目でみてしまう人も多いかと思いますが、堅苦しくない作品でありながら、日本の中にもたしかに存在する空気感を感じ取ることができる作品となっていますので、そのあたりを含めて感想を述べていきたいと思います。

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ウイルスの予言。角川映画記念すべき一作「復活の日」

復活の日

ウイルスによる影響は多大になってきている昨今。
 
ウイルスが関係する映画作品というのも数多くあり、どのような騒動になっていくのか、その最悪のシナリオがわかる、という点で、今見ると違った見方ができる作品がありますので、注目の一作を紹介していきたいと思います。

アクション映画としての境地。映画「ジョン・ウィック」

ジョン・ウィック(字幕版)

 

キアヌ・リーブスといえば、映画「マトリックス」で有名になった俳優ですが、そのキアヌ・リーブスが、ちぎっては投げちぎっては投げして、敵を泥臭く倒すアクション映画こそが「ジョン・ウィック」となります。

本作品のストーリーもざっくり解説しますが、基本的には、アクションをみる映画となっておりますので、そんなあたりも考えながら、楽しくみてもらえるように感想を述べてみたいと思います。

 

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ゾンビウイルスで世界崩壊。ルールを守る男「ゾンビランド」感想

ゾンビランド (字幕版)

 

ゾンビものの映画は数多くありますが、今回紹介する「ゾンビランド」は、誰でも楽しめるゾンビものとなっております。

一応、年齢制限はかかっていますが、暴力表現についてはほとんどありませんし、冒頭だけゾンビが人の肉を食べていますが、それを薄目でみてやり過ごせば、悲しい展開もなく、まさしくゾンビランドといった感じで楽しむことができる映画となっています。


そんな安全・安心なゾンビランドについて、面白さを語ってみたいと思います。

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インドのスラム街の現実と希望。オススメ映画「ピザ!」感想&解説

ピザ!(字幕版)

 

誰しもがスマートフォンをつかって電話やネットをやりとりするようになった現代においても、貧富の差というのは発生しているものです。

「ピザ!」は、タイトルで損をしているのですが、ピザの話というよりは、スラム街の純真な兄弟が、食べたことないピザというものを食べてみたい、という一心で努力し、挫折しながらも成長していく話となっています。

この話はピザがなかった時代の話ではなく、スマートフォンも当たり前に登場する現代で行われているところを気にしつつみていただくと、また違った面白さがあると思います。

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人はどこかでつながっている。無人島でも。感想&解説「キャストアウェイ」

キャスト・アウェイ (字幕版)

 無人島で生活する、というのは、考える分には面白いですが、実際にそんな立場になってしまったら、どうすればいいのか。
この作品は、たんなる無人島漂流記というだけではなく、人間が生きるのに必要なものは何か、ということも描かれた作品となっています。

トム・ハンクス主演であり、「バックトゥザフューチャー」でお馴染みロバート・ゼメキス監督による作品となっておりますので、感想&解説を加えつつ語ってみたいと思います。
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制作費約50億!映画化していた!「スーパーマリオ 魔界帝国の女神」

スーパーマリオ 魔界帝国の女神 [DVD]

 

任天堂が誇るスーパーマリオといえば、世界で知らない人はいないんじゃないかというぐらいのビックタイトルです。

8ビットのひげのおじさんが、今も現役で活躍するゲーム業界でありますが、この映画が映画化されていた、ということについては、意外と語られていないように思います。


1993年に作られた本作品について、ツッコミどころ満載の解説をしていきたいと思います。

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